導入事例
ユニプレス株式会社 様

ユニプレス株式会社 様 導入事例
人事給与BPOサービス「C*HRs(シーアワーズ)」

経営戦略と連動した戦略人事への転換
100年に一度の自動車産業の大変革期を共に乗り越えるパートナーに

ユニプレス株式会社 様 ユニプレス株式会社 人事部 労務・企画グループ 落合 優 様 / 人事部 次長 落合 克海 様 ※本文中の役職は取材時点のものです。
ユニプレス株式会社 様 ロゴ 1998年の創立以来「プレスを究めて、プレスを越える」の経営理念のもと、究極のプレス技術を追求。創立25周年を迎えた2023年に、不変の精神である「プレスを究めて、プレスを越える」をあらためて企業理念と位置づけ、新たに目指すべき姿として「サステナビリティ経営の実現」を経営理念に掲げた。100年に一度といわれる自動車産業の大変革期にも求められる革新的メーカーを目指し、チャレンジを続ける。
会社概要

神奈川県横浜市港北区新横浜1-19-20
SUN HAMADA BLDG. 5階

  • 約7,984人(連結) 約1,250人(単体)
    (2024年3月31日現在)
支援内容
  • 人事給与BPO(人事情報登録、人事申請、社会保険、給与・賞与、年末調整、就業、従業員問合せ対応・証明書発行、市区町村 / 金融機関 / 税務署等外部への手続き、外部調査対応、差押対応、家賃補助、マイナンバーなど)
  • 2018年にBPO開始

管理的な業務から
戦略的な業務へ
移行することが
喫緊の課題でした

落合 克海 様
ユニプレス株式会社
人事部 次長
落合 克海 様

落合(克)

 当社は、自動車用プレス部品の製造・販売をグローバルで行う会社です。自動車メーカーのニーズに合わせた新型車の設計提案から、部品の開発、試作、量産まで、プレスに関わるすべてを手がける技術力が強みです。現在の自動車業界は「100年に一度の大変革の時代」にあると言われ、当社においてもビジネス環境の急速な変化に対応していく必要があります。特に、人事部門では人材ポートフォリオの最適化と人材育成、また従業員のエンゲージメントの強化など、経営戦略と連動して人事領域を支援していく「戦略人事」となることが求められていました。

 しかしながら、BPOサービスを導入するまでは、人事部で給与計算からシステム管理まですべて行っていたため、定型のオペレーション業務をこなしていくだけで手一杯だったのが実情でした。そのため、戦略的な施策の必要性は認識しつつも、なかなか取り組めない状況にありました。

 そのような環境の中で、政府の成長戦略を支える柱として「働き方改革」の方針が掲げられ、「同一労働同一賃金」「残業の上限規制」「テレワークや副業への対応」「多様な人材の活用」等、対応すべき課題が急速に増加することが予想されていました。さらに、労務管理における法律関連業務などの専門性の高い業務は属人化が進んでしまうなど、事業継続へのリスクも抱えており、人事業務の抜本的な見直しに取り組むこととなりました。
その一つがBPOサービスの導入です。

CACのBPOサービスは
柔軟性の高いサービス

製品画像

落合(克)

 人事給与BPOサービスの検討にあたって、選定要件は3つありました。

 1つ目は、既存の人事給与管理システムを継続利用できることでした。多くのBPO支援会社では、対応可能なシステムが限定されますが、CACのサービスは現行のシステムを継続したままBPOを推進できるため、新規の投資を抑えることが期待できました。

 2つ目は、タイトな給与支給スケジュールに対応できることでした。こちらもCACでは対応可能であり、社員および会社が受ける影響を最小限に抑えることが期待できました。

 3つ目は、広範囲な業務をアウトソースできることです。就業管理や給与計算といった基本的な業務だけでなく、雇用契約締結手続きや社会保険関連業務など多岐にわたる人事関連業務を一括で委託したいと考えていました。この点についても、CACは多様な業務での経験があり、総合的に委託をすることで業務プロセス全体の効率化への期待が持てました。

 この3つの要件を満たしたことに加え、それぞれの企業の業務特性に対応できる柔軟性の高いサービスであること、大規模な案件の実績も豊富であることが、CACを選定した大きな要因です。

人員は減っても、
業務効率はアップ

製品画像

落合(克)

 2018年1月、BPOが本格的にスタートしました。これまで国内外25拠点、約2,500名の給与・労務管理のために13名の人事部員が携わっていました。現在は、定型業務を切り離すことができたことで、6名で十分に対応できています。

 人事業務を広範囲に委託したことにより人事部門の負担が大幅に軽減され、本来力を入れるべき「戦略人事」としてのアクションが可能となってきました。
具体的には、「働き方改革関連法案」に沿った施策や、福利厚生の充実、制度変更やペーパーレス化の加速など、これまで着手できなかった企画業務を推進することができています。また、人事部内で新たに発足した「安全・健康グループ」への人的リソースの配分も可能となり、健康経営優良法人認定やグローバルでの労働安全衛生活動への取り組みも拡充することができました。

日々の改善も、
新制度への対応も、
何でも頼りになる存在

落合 優 様
ユニプレス株式会社
人事部 労務・企画グループ
落合 優 様

落合(優)

 CACのチームとは毎週ミーティングを実施しており、業務改善に向けてできることはないか検討を重ねています。「5工程あるものを4工程にする」といった小さな改善など、お互いに提案をしながら日々の業務の見直しを行っています。
CACのメンバーは、会社は別ですが、ひとつのチームとして、同じ目線でいてくれるためとても信頼感があります。

落合(克)

 様々な要因が複雑に絡み合って発生するミスへの対策も的確で、同じミスが起こらないように日々工夫をしてくれています。そのため、同質のミスが軽減され、従業員対応を含め、業務品質は確実に向上しているのではないかと思います。

落合(優)

 大きな制度変更がある場合も早い段階から情報提供があり、小さな相談から大きな困りごとまで何でも安心して相談ができます。

今後も「戦略人事」の
良きパートナーとして期待

落合(克)

 CACは、他業種にわたる人事領域の知見があるので、当社が抱える課題についても多面的・客観的な視点でアドバイスがいただけます。1つのケースとしては、就労管理システムのリプレイスプロジェクトを新たに立ち上げた際も、「客観的な労働時間の把握」、「全社における運用方法」、「給与システムとの連携」、「オペレーションの見直し」など、さまざまな課題に対して的確な助言をいただき、大きなトラブルもなく、6ヶ月という短期間でシステムリプレイスを完了できました。

落合(優)

 人事に関連する制度変更のスピードが速く、かつ分野が多岐にわたることから自社だけで対処することがますます難しくなってきています。今年であれば、定額減税の実施、育児介護に関する法改正など、かなり複雑な対応が求められました。自社だけで正確に情報収集を行い、迅速に対策を打つことは難しかったのではないかと思いますが、CACの皆様は最新の人事制度にも詳しいため、おかげで問題なく対応できました。委託業務を遂行するだけではない、幅広くサポートしてくれるコンサルタントのような欠かせない存在です。

落合(克)

 現在、新たな課題として「Well-being 経営」の推進に取り組んでいます。社員個々の成長と会社の成長が両輪となって、相互に好循環を促すことを目指しており、人事部門の役割と期待がますます大きいものとなっています。

 経営戦略に資する戦略人事部門として、さらに進化を遂げていくために、CACには、次のステップ(DX化の推進、RPAの活用など)でも共同で取り組んでいただきたいと考えています。これからも良き戦略パートナーとして大いに期待しています。

お話をお伺いした方

ユニプレス株式会社 人事部 次長 落合 克海 様

ユニプレス株式会社 人事部 労務・企画グループ 落合 優 様

(2024年7月取材)

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