年金数理システム
年金数理システムの主要な役割は、制度の財政検証並びに掛金率の算出です。人員データの作成から始まり、基礎率作成、PV計算等を実施し、制度設計の検証を行います。また、退職給付会計で必要となる債務の算出等も行います。
年金数理システムで行う計算
年金数理システムでは、年金制度発足時、変更時、そして毎年の財政決算時に以下の計算をします。
制度発足時、変更時(数理計算)
対象企業の毎年入社する新入社員、昇給率、退職率、平均年齢等から基礎率を計算し、年金・一時金に必要な積立てのための掛金率を算出します。
財政決算時
設計した制度が正しいことを、発足時または変更時に使用した基礎率に従って毎年決算で検証し、大きな誤差があれば掛金率を再計算します。